開校百周年記念式典・祝賀会

【令和元年11月24日】

 令和元年11月24日(日)、220名程の大勢の皆様に参加いただく中で、幌呂小学校開校百周年記念式典・祝賀会が盛大に開催されました。当日は大勢の来賓の皆様をはじめ、多くの卒業生・旧教職員・地域や関連企業の方々等にご来校いただき、久しぶりの再会を讃え合う微笑ましい姿が随所に見られました。式典・祝賀会に際しましては、鶴居村役場・鶴居村教育委員会をはじめ、幌呂中学校・釧路丹頂農協・幌呂地域等の皆様方に多大なるお力添え・ご配慮をいただきました。皆様のおかげで、式典・祝賀会を無事に終えることができました。心より感謝申し上げます。

 

 

Ⅰ 100周年に向けて

【平成30年10月2日 看板作成・設置】

 平成30年度から100周年に向けて看板づくりを行いました。学年ごとに分かれ色を塗ったり、色紙を貼り付けたりしました。作品を作成していく中で100周年に向けて考えることができる機会になったと思います。
 デザインに込められたテーマは、幌呂小学校の校歌。
 紫煙る黎明に仰ぐ阿寒の峰、緑はるかな大牧野、めぐる流れの水清く、タンチョウ高く飛ぶ空に、理想の虹の色映えて、未来を歌う我が母校。
 100周年を迎えてなお未来へ、という思いが詰まっています。

Ⅱ 桜の植樹

【令和元年5月15日】

 鶴居村役場・釧路森林業業者の方々が8名来校され、桜の木を5本植樹しました。
 子ども達は学級ごとにスコップを持って、一生懸命作業に取り組みました。この開校100周年という節目に、自分達が植樹した桜が、数十年後に満開の花を咲かせる日が来ることを今から楽しみにしていました。

Ⅲ 幌呂小中合同大運動会『幌呂〇✖クイズ』

【令和元年6月18日】

 今年の運動会は開校100周年を記念し、参加者全体の写真撮影と、幌呂100年の歴史・自然・学校等に関する『幌呂〇✖クイズ』を行いました。このクイズは会場にいる皆さん全員を対象に行われましたが、笑顔あふれる温かい雰囲気の中で行われ、皆さん楽しんでいました。

Ⅳ 幌呂の歴史を学ぼう

【①令和元年7月20日 / ②令和元年9月17日】

 幌呂の歴史をより深く学ぶために、幌呂地域や幌呂小学校にゆかりのある方、各年代を代表する方を学校にお招きし、当時の学校や幌呂地域の様子についてお話していただきました。
 講師の方と学校の教職員とのインタビュー形式で行いました。途中でクイズを入れるなど、話を聞くだけではなく、聞いたことを結びつけたり、考えたりしながら学びました。
〇1回目「幌呂の開拓の歴史と酪農」
 講師 植田 晃雄 氏 、 丹所 昌睦 氏
〇2回目「タンチョウと幌呂小学校の歴史」
 講師 竹内 繁礼 氏 、 音成 邦人 氏

Ⅴ 鶴居を学ぼう

【中学年・社会科の学習】

 地域の人材や教育資源を生かし、社会科見学で鶴居村の様子を学ぶ機会を多く設定しました。
 9月18日には、最近注目されている「鶴居軌道」について、釧路市博物館の石川孝織学芸専門員を講師にお招きしました。情報館で下幌呂小学校と本校4年生が合同で見学したり調べたりする場面を設け、鶴居村のこれまでの歴史を学びました。

Ⅵ 湿原を体験し、楽しむ

【令和元年9月6日 バス遠足】

 鶴居村にある釧路湿原についてより理解を深め、実際に体験するために、記念事業の一環として釧路湿原内のカヌー体験を行いました。塘路湖から細岡展望台までのルートを約1時間40分かけてゆっくり下っていく中で、タンチョウやオジロワシ、シカなどの動物を発見することができました。
 子ども達は、中学年以降、湿原について学ぶ機会は多くありますが、実際に釧路湿原の奥に入る機会や、肌で感じ、体で味わう機会はほとんどありません。今回、湿原をカヌーで通り抜けることで、湿原の魅力を今まで以上に身近に感じることができました。

Ⅶ 幌呂100周年を歌おう

【児童・保護者・地域の皆さんで歌おう】

 開校100周年事業の目玉として、『幌呂の歌』を制作しました。
 100周年の記念になる歌を、児童を含む地域全体で創りあげ、祝賀会で気もちを一つにして歌うことができればと考えました。小・中学生・保護者・地域の皆さんから幌呂地区にふさわしいキーワードを集め、「つるぼーソング」でもおなじみの「ヒートボイス」さんに作詞作曲をお願いしました。子ども達の声も入れてDCを作りました。

【令和元年9月28日 レコーディング】

 「ヒートボイス」の伊藤さんと目黒さんが来校し、子ども達の歌のレコーディングを行いました。伊東さんと目黒さんの温かい声かけにより、徐々に感情を込め、大きな声で歌えるようになりました。『幌呂の歌』は、今後、学校や地域などで歌ったり、いつでも口ずさんだりしていただけたらと思っています。

 

Ⅷ 歴史を刻もう

【令和元年10月2日】

 9月17日に設置された柱時計の除幕式を、大石村長様、村上教育長様をはじめ、来賓の方にもご来校いただき、10月2日に行いました。
 100周年協賛会の吉田会長から『幌呂地域の皆さんが、100年目からの新たな歴史を、この時計と共に刻んでいってほしい。』とのお話があり、子ども達は真剣に聞いていました。
 地域の皆さんにも柱時計を活用していただき、100周年のことを思い出してほしいと願っています。