令和5年3月24日号
1年間ありがとうございました
校長 田 中 敏 行
3月に入り暖かな日差しが差し込む季節となりました。ようやく春の訪れを感じます。令和4年度の鶴居小学校の教育活動は、3月17日の第100回卒業証書授与式、24日の修了式をもって終了いたしました。
新型コロナウイルス感染症への対応となり3年目を終えますが、今年度は「コロナ対策」と「学びの保障」を両輪として教育活動を行ってきました。子供たちにとって「体験・経験」はとても大切です。豊かな心の育成へ強くつながるからです。今年度は校外学習や体験活動はほぼ予定通り実施することができました。そして、子供たちが元気に過ごしてくれていたことが何よりです。保護者や地域の皆様にもコロナ禍での対応についてご理解とご協力をいただきましたことに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
17日の卒業証書授与式では、来賓、保護者の皆様、そして在校生に見守られながら8名の子供たちが鶴居小学校第100回目という記念すべき卒業生としてこの学舎を巣立っていきました。この卒業式は6年生にとって小学校生活最後の学習であり、在校生にとっては、お世話になった6年生と学ぶことができる最後の機会です。卒業証書授与式で、卒業証書を受け取る6年生の姿は、頼もしく立派でした。6年生と一緒に勉強をした機会も多かったのでその時の様子を思い出し感慨もひとしおでした。式の中では、在校生も卒業する6年生の姿をしっかりと見つめ立派な態度でした。この1年間、6年生は、委員会や集会などの場面で、下級生に対して優しく声をかけ、そして中心となって引っぱっていってくれる姿がありました。最高学年として大変だったこともあるでしょう。悩んだこともあるでしょう。その様々な思いや行動、みんなと協力してできた喜びや楽しさ、この大変な1年間を仲間とともに過ごした1つ1つが小学校生活の思い出となることと思います。
4月からは中学生です。中学校生活の3年間はあっという間に過ぎていきます。その中学校生活を充実したものにするためにも、常に「目標」をもち、そして、その目標に近付くために、一歩踏み出す行動力、挑戦する気持ち、あきらめない気持ちを大切にして、1日1日を過ごして欲しいと思います。また、中学校生活をはじめ、これから人生を生きていく上で、大きな山や壁にぶつかることもあるでしょう。そのような時は、「違う見方、違う考え方」といった「今までと違うやり方」をしてみたり、友達など周りの人たちに相談してみることもよい方法です。きっと、山や壁を乗り越えるきっかけが見つかるかもしれません。感謝の心を忘れず、志を高く掲げ、自らの目標や夢の実現に向かって勇気をもって踏みだし、前へ進んでください。心から応援しています。
本日24日は令和4年度の修了式を迎え、子供たちは、各学年の課程を修了しました。
4月からは1つずつ進級します。「新しい1年生が入学してくる」「中学年、高学年になる」「最高学年になる」など、それぞれの子供たちの気持ちも新たなものになることでしょう。「やってみたいこと」「がんばりたいこと」「克服したいこと」「楽しみにしていること」など、意欲も高まってくるでしょう。その気持ちを大切にして一回り成長した姿になってくれることを期待しています。春休みは、短いですが、今の学年の学習の復習をしっかり行い、自信をもって次の学年に進めるよう家庭学習を継続して欲しいと思います。
令和5年度も保護者、地域の方々とともに、子供たちのよりよい成長をめざし取り組んでまいりますので、どうぞご支援・ご協力をお願いいたします。今年度1年間、誠にありがとうございました。