学校だより
令和6年6月28日号
5月31日号
令和6年4月30日号
令和6年4月12日号
令和6年2月29日号
令和6年1月31日号
令和5年12月22日号
令和5年11月30日号
令和5年10月31日号
令和5年9月29日号
『成長する子ども達』
校長 笹 川 義 孝
23日に開催されました「鶴居村ふるさと祭り」で、本校児童がタンチョウソーランを披露しました。観客側からその姿を見ておりましたが、テーブル席にお座りの方々が大変嬉しそうに見いたのが印象的でした。物怖じせず全員で大きなかけ声を発する子どもたちの姿から、私は勢いを感じました。きっと観客の皆様も演舞する姿から「元気」を受け取ったのではないでしょうか。
地域の催しに積極的にかかわる子ども達には、既に郷土愛が備わっていると感じました。
さて、本日をもって前期を終え今年度の折り返しとなりました。ご家庭には、「あゆみ」を発行して前期のお子さん学習・生活の様子をお伝えいたします。
鶴居小学校の子どもたち一人一人に様々な優れた力や誰よりも突出した力があります。既にその力の片鱗が見えているお子さんがいますし、まだ潜在していてこれから発揮されるお子さんもいます。また、「みえない学力」と言われる教科学習や学校生活という「ものさし」では測れない能力が優れているお子さんもいます。このような一人一人の持ち味を評価や所見にてお伝えいたしますので、素晴らしいことを褒め、これからの励みとなる声かけをなさっていただければと思います。
数多くあるこれまでに見られた前期鶴居小学校のよさから、特によさが象徴されていた5点をお伝えします。
①「つるいの子6か条」の定着
村内全校で統一した6項目の学びのスタイル(学習用具の机上への置き方、ノートの書き方、 話し方・聞き方)が定着しています。全員が「揃う」ことで、集団の学びが深まります。いつ ・誰が・どの教室の様子を見に行っても、集中して落ち着いた雰囲気の中で学習が進められて いたことが素晴らしいです。
②命を守ることができる子どもたち
安全・安心に過ごすために最も重要な命を守る学習(避難訓練、防災・防犯学習)をしっか 行います。特に避難訓練(地震・不審者対応)は避難完了後に私が講評で子どもたちに伝える ことは何もないほど素晴らしかったです。訓練であっても緊張感を持ち、素早く行動し、教員 の指示が瞬時に行き渡ることは、鶴居小学校だからこそできる高い水準です。
③ICTを活用する力の向上
5月以降に「健康観察」をタブレットで入力することへ移行したのは、タブレットを用いる ことが目的の一つでした。現在は発達段階に合わせて、効果的に「調べる」「考えを交流する」 「まとめる」「記録を残す」などを行うためにICTを活用しています。一人一人の考えや追究 結果を全員で共有するなど、これからの教育が目指す学習展開へ順調に向かっています。
④みんなが優しい
学校の大黒柱である6年生は、日頃の姿に素直さや親切さが溢れています。6年生が下級生 に接する優しい姿は、他学年の手本となり全体に広まって学校風土となっています。上級生が 下級生を優先して譲るさりげない気配りは、あらゆる場面でみられます。下級生の表情や接し 方から下級生は上級生を頼りにしていることがわかります。微笑ましい関係が築かれています。
⑤保護者の皆様にいただいたご理解とご協力
環境整備への参加、学習準備のご協力、学校の方針へのご理解等で多大なお力添えをいただ きました。そして、保護者の皆様が自分のお子さんと同様の愛情で全ての子にかかわってくだ さりました。このような皆様の姿を子ども達が見て、引き継ぎ、優しさを持って意成長しています。素敵な「お手本」を示していただきありがとうございます。
10月から開始する後期の教育活動におきましては、一層皆様のご期待に応えられるよう、子ども一人一人を大切にし、精一杯の愛情を注ぐ教育を進めてまいります。